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漆器作り・・・工房にて 

椀


先月 木地固めしたお椀の木地に 切子付けをした。
木地固めとは 木地に水分が浸み込むのを防ぎ 下地を強くする為の処置で
生漆を石油で希釈し 木地に塗り拭き取る作業をいう。

切子

切子を作る。
輪島地の粉1と砥粉1を定板の上で混ぜ合せ そこに水を入れペースト状に練り上げる。
輪島地の粉とは 珪藻土(プランクトンの化石)を焼いた物で 七輪の材料の土である。
生漆を入れ さらに混ぜ合せ 満遍なく混ざり合ったら 椀木地に薄く均一に塗る。
粘度がある為 均一に塗るのは難しいのだが この下地が均一に塗れないと
後々の作業に響くので 気が抜けない作業である。

切子2


今日は 内側だけに切子付けをし 風呂に入れ乾燥するのを待つ。
切子付けは あと2回しなければいけないので 最低でも1ケ月かかる。
この下地処理が終ってから 漆を塗り始めるのだが 
この2つの椀は いつ完成するのか。

皿


同じく木地固めした欅の皿と椀に 擦漆の作業を進める。
数回 生漆を擦り込み 艶も色も随分濃くなってきたが 
これも完成するまで 当分かかりそうだ。

ペン1


頼んでいたボールペンの木地が届いた。
数種類の木があるそうだが 今回は檜をチョイス。
白木のままでも素敵で 手に持った感じがとても良い。
「漆塗り万年筆」とか「漆塗りボールペン」とか 時々見かけるが
殆どの製品は「漆塗り風」の製品で デザインも面白くない。
先輩の作品を見て 工房の殆どのメンバーが注文した。
しばらくは ボールペンが流行りそうである。
シンプルに擦漆や本塗り仕上げでも素敵だが
初めて 絵付けにトライしてみようと考えている。
色々デザインを考えているのだが ワクワクしてくる。

ペン

先輩が製作した蒔絵のボールペン




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category: 漆・手仕事

Posted on 2011/05/08 Sun. 01:59  edit  |  tb: 0   cm: 5  

コメント

何時も感心しますが、この手間が掛かると言う事こそ
”伝統工芸”(余り好きな言葉ではないが)の伝統たる
処なんですねぇ^^

別に器なんてプラスチックでも事足りる筈なんだけど
それで事足りる人間には成りたくないと思います^^;

蒔絵のボールペン、もっと大きな写真で視てみたい♪

woo #- | URL
2011/05/08 08:52 * edit *

とにかく すばらしい

いつもながらに、 漆器制作の 手間暇のかけよう

すばらしいですね。 先人お知恵の 尊さ 感じます。

一度 命を失った 木の素材を 漆によって

何百年も 生き続けさせる それも 美しく。

それにのめり込んでらっしゃる理由が

よくわかります。

やっほー #- | URL
2011/05/08 17:02 * edit *

蒔絵ボールペン

兄さま

今の出来合いの蒔絵ボールペンのチープなこと!
っていうか本物の漆塗りのボールペン 希少だと思います。
漆風塗装に転写プリントの物が大半でしょう。
工房のメンバーみんなで ボールペンを分業制作し 
どこかで売ろうか?なんて冗談めいた話が出ました。

先輩の作品は 猫の図柄と ヒナゲシの図柄なのですが
ヒナゲシは写真だと分かりにくいのですが 青貝の螺鈿細工が
入っています。
持ってみると漆の質感が手に優しく とても良いものです。
万年筆もあるそうですが、文房具はこだわりたいと仰る方には
宜しいのではないかしら。
私は 金蒔絵のボールペンというより 
明るく楽しいポップな図柄の物を作ろうかと思っていますが 
671どうなりますか。
楽しみながら 作ろうと思っています。
絵付けに挑戦です(笑)

imari #- | URL
2011/05/09 15:09 * edit *

最後の蒔絵のボールペン

素敵ですし、興味があります

万年筆でもありますょね(笑)

和久 #- | URL
2011/05/09 17:36 * edit *

本当だね、断然キレイだね!つか、前からキレイだと思ってたけど。

sea-see-c #- | URL
2012/02/01 22:14 * edit *

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