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貧すれば・・・ PARTⅠ 



久し振りに ヤフオクのアンティークのページを見ていた。
一つの蕎麦猪口に 目が止まった。
時代は 250~300年前の江戸中期の猪口 
なかなか お目にかかれない レアな蕎麦猪口が 落札を待っていた。
おまけに 無傷、まさに 「出会い」であった。
猪口の全面に 萩唐草が描かれている物は よく見かける。
しかし この手のように 器の側面に流す様に 模様が描かれているのは 珍しく
図録では 見たことはあっても
店頭で実物を手に取って 見たことは無かった。

ヤフオクができて 骨董の取引が変わったと 言われている。
ヤフオクで取引をしている人間の7割以上は 業者さんだそうだ。
骨董の業者市に参加するには 色々難しく
「古物商」の免許を 警察署から 頂戴するのは モチロンの事
市場への出資金やら お仲間の推薦状とかが必要。 
敷居の高い業者市に 顔を出すというのは 大変な事らしく
ステイタスでもあるそうだ。
ところが このヤフオクでは 面倒なシバリは 一切無く
資金と「目」があれば 誰でも参加できるのだ。
「日本全国骨董市」が 毎日 ヤフオクで お手軽に開催されているのだ。

江戸中期の「飛び萩唐草」の図柄の蕎麦猪口
もし 骨董店の店頭にあれば 福沢さんが 何人も並ぶ。
店によっては 行列ができるかもしれない。
物の完成度にもよるが この手の猪口は とにかく珍しいのだ。
ダメ元で 入札した。

コレクションをこれ見よがしに ズラズラ棚に並べる趣味は 私には無い。
古い物は どんどん使って楽しみたいので 粗相をして 割れたら それまで。
心は少々痛むが 自分の粗忽さを チクチク責める。
器は「使ってこそ」だと思っているので 
割れたら それが器の運命と思って 心の中で 手を合わせる。

入札は 深追いはしないし 自分の想定金額を超えた場合 諦める。
それが 私とアンティークとの付き合い方法なのだ。
今回も 自分の懐と相談した入札金額を入力し 放置しておいた。
時間が過ぎ 確認した処 なんと 私が「落札者」になっていた。
これも「縁」である、
なんと運が良いのであろうかと 喜んでいた。

業者さんに 連絡のメールを入れ 振込みをしようと思っていた矢先
品物が 送られてきた。
落札代金を 振り込んでいないのに である。
なんと気の早い、人が「良い」業者さんなのでしょうか!
半信半疑 喜び半分で 箱を開けた。
「!」
「?」
「×」
で あった。

江戸とは「真っ赤な嘘」
平成生まれの 中国 景徳鎮製のフェイク物であった。
店頭で手にとれば すぐ分かる物、
だが パソコンの画面では 分からなかった。
猪口をひっくり返し 高台を見たら一目瞭然 
「骨董」というカテゴリーで見れば 
今出来の 「いけない物」であった。

さてさて どうしたものか・・・
ため息が 出る。
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category: 骨董・古き佳き物

thread: アンティーク

janre: 趣味・実用

Posted on 2010/02/21 Sun. 22:41  edit  |  tb: 0   cm: 10  

コメント

器は使ってこそ器・・まさに同感^^
ボクも元々在る物を除き、観賞用の
器はまず買いません

さて、骨董品のフェイク・・当然
それらしく見える様に撮ってあるので
PC上での鑑定は極めて難しいでしょう^^;

強いて言えば入札者の中味を見て業者
らしき人が複数参加しているかどうかを
判断すると言うのはどうでしょう?

woo #- | URL
2010/02/22 00:44 * edit *

それも出会いよ(笑)

私はいつも「一目ぼれ」でお買い物をするの。
人から見たら「なんでこう言うの買うかな」って言われる事もしばしば。
自分でも「まあ、言われても仕方が無いか」って後で思うときもあるし、断固「この価値がわからんとわ!」と、内心呟く事もあります。
骨董ではないけれど、現代の作家物を陶器市で買うのが好きで、市が立つと聞けばうろついています。ネットで参加できるなんて、ワクワクしますね。
古の時を経たものに出会うのも、大いにロマンを感じます。それこそ赤い糸!
今の私では「おちょこ」を細々と集めるのがせきの山ですが、地味に楽しんでいます♪
使えば割れたりしますよね。本当に悲しいけれど。私も先日お別れしたおちょこが1つ。
来年も先生市に来てくれるかな・・・、って思ったものです。何事にも「勇猛果敢」に挑戦する貴女の姿勢が眩しいです。これからも頑張って!

朔夜 #- | URL
2010/02/22 11:48 * edit *

んー、ヤフオクは見ている分には
時間つぶしに面白いけど
いざ買うとなると、確かにビビる。
特にコノ手の僕の及ばないところにある
不思議なモノは特に…。

あれはよく見えるように撮るテクニックも
多分に身につけてらっしゃる、その方面の方が
いるので、確かに気をつけねばならない。
でも、これも先の方のコメントにもある通り
或る出会いです。
笑いながらオキニの冷やでも注いで
ぐいっとあおれば、もう忘れますって(笑)

って、人ごとのようなコメント、失礼をば!

den #- | URL
2010/02/22 17:23 * edit *

骨董品は難しくて私にはよく分かりません。

全然目利きでもありませんしね。

ただ、人を見る目はあると自負していたのですが、それさえも自信をなくしてしまった今日この頃です。(笑)

さて、このお猪口がまがいものならば、高いものについてしまったわけですね?
でも目をつぶって心の目で見てみて。
「これは本物であ~る、チチンプイ」

ほ~ら、本物だ!おまけに割れても惜しくない。」(*^^)v

だけど、また割れないのよ、これが・・・(笑)
何の慰めにもなりませんでしたね、ごめんちゃい。(=_=)

kerako #- | URL
2010/02/22 17:32 * edit *

貧すれば・・・
と来れば・・・する
となりますが
それでもいいんでしょうか?(笑)

“伊万里は蕎麦お猪口で始まって蕎麦お猪口で終わる”

そんな経過の中で見れば“フェイク”もあり得るかと存じます(笑)

チラッとサイト検索してみましたが、深そうで途中で断念しました(笑)

でも、面白そうですね。。。あんな器で美味しいコーヒーでも飲んでみたいです←顰蹙者ですかね!?

少々大袈裟な言い方かも知れませんが、既に生涯に渡る蕎麦お猪口探しの旅にお出になっている訳ですから、擬い物と出喰わす場面もありましょうや(笑)

旅は道連れ、世は情け・・・貧すれども心だけは豊かに保ちたいものです

でもねぇ。。。現実はねぇ。。。狐と狸の化かし合いかもねぇ~(笑)

そうそう、笑い事じゃない!? シツレイ・・・

和久 #- | URL
2010/02/22 20:25 * edit *

兄さま

私が ヤフオクで入札する場合 殆ど お付き合いのある業者さんです。
それ以外は 出品している物を見て 判断します。
この業者さんの取引メールを見て「アチャー!」でした。
悪い評判の業者さんでしたから。
「古伊万里屋」さんとしては 名の通っている業者さんですが 
色々と不愉快な話を聞いていたので もし分かっていたら 入札しませんでした。
以前の名前は 出品停止になったので 新ネームで出品なさっていたのです。
この話は 聞いていませんでした。
この方の「タチ」が悪いのは 良い物に いけない物を混ぜて出品なさる事。
こんな経済状況ですから 悪い事なさる方 まだまだ いらっしゃるようです。

imari #- | URL
2010/03/02 00:26 * edit *

朔夜さま

私は「器」を選ぶ時
何をのせようかなぁ、と考えます。
生活骨董なので 使いたいの。
大人のママゴトなのよ。
器が良いと 料理が映えますし 楽しいの。
蕎麦猪口は 器としてとても便利なの。
酒器にも 小鉢にも使える。
お茶やコーヒーを飲むのにも重宝します。
虎は死して皮を残す、私は死して猪口を残す、な~んちて(笑)
いずれ 私の猪口達も 新しい持ち主の下に 旅立ちます。
それまで た~くさん遊んで貰う所存です。

imari #- | URL
2010/03/02 00:34 * edit *

denさま

業者さんに 電話しました。
古伊万里屋さんは 狭い世界です。
あちらは私をご存知、話は早かった。
「納得できないお品なので お返しします」
「はい、送り返して下さい」
ものの一分もかからない会話で 一件落着しました。
スムーズに事が 運びました。
ヤフオクの取引7割以上が 業者間の取引、
その方は 騙される方が「アホ」という スタンスですから 
いけない物がバレても「への河童」なのです。

けったくその悪い猪口で オキニのお酒
飲みたくないなぁ(笑)
悪酔 してしまいそう。。。

imari #- | URL
2010/03/02 00:47 * edit *

kerakoさま

古い物と遊んで もう結構経ちました。
古伊万里に関していえば 結構目利きだと
自負しております。
「業者さんですか?」とも 聞かれる事ありますし。
現物を見たら ほぼ9割は 真贋が分かるでしょう。
それだけ好きだし 遊んでもらったから。
将来の夢(私の将来って いつのこと?笑)は
絶対嘘をつかない 骨董屋さん。
古くて面白いものを 直して世に出す
真っ当な 骨董屋さんに なりたいの(笑)

imari #- | URL
2010/03/02 00:55 * edit *

和久さま

骨董業界を卑下した言葉に
「骨董 強盗 窃盗」という言葉があります。
誰が言い出したのかは 存じませんが すごい言葉でしょ?
それほど 危ない人が 大きな顔して まかり通るという事だそうです。
見識のある 学究肌の骨董屋さんから 危ない人まで 
個性的な面々が多い業界です。
面白い方多いので 話をするだけでも 面白いです。

蕎麦猪口 酒器にいかがですか?
私の猪口初めは 傷物の猪口でした。
その猪口を手にしてから 随分時間が流れましたが 
ますます好きになっています。

imari #- | URL
2010/03/02 01:06 * edit *

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