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My favorite things

身の周りの大好きな物を徒然なるままに・・・

赤い橋 渡ってしまった

まき


中学生の頃「深夜ラジオ」が 全盛期だった。
「パックイン・ミュージック」「セイ・ヤング」「オールナイト・ニッポン」
試験勉強中の時は当然のこと 
勉強していなくても チープなラジオで ベッドに潜り よく聴いていた。

拙いイラストを描き リクエスト葉書なども せっせと送ったりして
その葉書がとり上げられた翌朝など 
クラスで盛り上がったりしたものだった。
とにかく 夜な夜な 聴いたのだ。

それらの深夜放送で 色んな曲を聴いた。
フォークルの「帰ってきた酔っ払い」であり 
サイモン&ガーファンクルであったり O・レディングであったり
とにかく 曲の合間の おしゃべりも楽しかったが
次々にかかる曲を 夢中になって聴いたものだ。

当時シングルレコードは400円くらい
LPレコードは2000円くらい
中・高生の乏しい小遣いでは なかなか買えず
性能の悪いラジカセに録音し カセットテープに編集し
楽しんだものだった。
雑音入りの ひどい音でも 当時は 宝物だったのだ。

淺川マキさんを知ったのも 深夜放送だった。
「夜が明けたら」「かもめ」「ちっちゃな時から」「淋しさには名前がない」etc・・・
不思議な声だと思った。
一回聴いたら 耳に残る いえ 心に落ちる声だった。
彼女の曲に「大人の女」を感じた。
暗い「街」のすえた匂いを 一瞬嗅いだ気がした。
とにかく 今までの ちっぽけな私の世界には ありえない人だった。
大好きになった。
乏しい小遣いで LPレコードも買った。
女性ボーカルで 初めて買った記念すべき一枚だった。
モノトーンのジャケットで 座ってこちらを見据えている 姐さんがいた。

下手なギターでも マキ姐の歌を よく歌った。
お尻に玉子の殻をつけている高校生には とても歌える曲ではないのだが
好きこそ何とやら 怖いもの知らずの私であった。

日比谷野音で マキ姐の生歌を聴いたのが 高1の時だった。
学校をサボり 雨の中 ズブ濡れになりながらのコンサートだった。
今 考えると すごいメンツのコンサートだった。
マキ姐さんは 中盤に登場だった。
声からは 想像できない 華奢で小柄 
全身黒づくめのマキ姐が ステージに居た。

ドスのきいたハスキーな野太い声
定番の曲を 歌った。
野音の事、音響はあまり良いとはいえなかったが 鳥肌が立った。
マキ姐さんの生歌 時間を忘れた。

マキ姐さんが 橋を渡ったそうだ。
ツアー中の訃報である。
お決まりの言葉は 虚しい。
言葉は何も無い。

「淺川マキ」という 素晴らしい歌手がいた。
彼女の歌を聴けて 私は 幸せだ。
合掌。。。

http://www.youtube.com/watch?v=QU2eG1Zh6Hg&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=9e-mInaBkFQ&feature=related 


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  1. 2010/01/18(月) 12:43:28|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

あっ、ブログにアップしてたんだ…。
毎年鬼籍に入る人が多い中、
ここ数年で一番ショックです。
中々関西には来られなかったマキ姐。
渋谷ジャンジャンで見られる人が
心底羨ましかったなぁ。
僕は今年は浅川マキの年と勝手に決めて
“歌える”ように段取りしていた最中でした。
好きな歌はアホほどありますが
「こんな風に過ぎて行くのなら」いいです…
  1. 2010/01/18(月) 16:32:43 |
  2. URL |
  3. den #-
  4. [ 編集 ]

denさま

う~ん、ショックでした。
女性の平均寿命が85歳の中で 
享年67歳とは、まだまだお若い。
元巨人軍の小林投手といい 知っている人の訃報は嫌です。
私はマキ姐とJ・ジョップリンが同じククリなの。
歌を聴いたのが ほぼ同時期のこともあり 
このお二人はコンビで頭をよぎります。

「夜が明けたら」は 持ち歌でしょ?
今度 いつか 聴かせてくださいませ。
「新譜ジャーナル」、「GUTS」とか コピーして
昔 私も よく歌いました。
昭和はどんどん後ろへ行っちゃうね。
denさま レビュー楽しみにしてますね。
どうぞアップ よろしくです。

マキ姐って かつて公務員さんだったって・・・
知ってました?
  1. 2010/01/18(月) 17:50:48 |
  2. URL |
  3. imari #-
  4. [ 編集 ]

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夢の夢の夢の世を 
うつつ顔して
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今 漆と写真に遊んでもらっています。

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