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狐と狸の騙しあい 

骨董業界に 誰が言ったか 面白い言葉がある。
「窃盗・強盗・骨董」という言葉なのだが 骨董業界人が卑下して言ったのか 
騙された客が吼えたのか この言葉が出回っている。
人には三大欲=性欲・睡眠欲・食欲というのがあるが
それ以外にも 沢山の欲望があり その欲望を満たす為に
人は前向きに努力もするし 悪い事に手を染める事もある。
名誉欲、金銭欲、物欲等も「欲」の一つだが 
物に憑かれた人は 遠く戦乱の世では 茶道具をめぐり 戦さえ起こした。
利休vs秀吉の対決も 物をめぐる価値観、美意識の対立から 起きたものと思う。

物に憑かれたのか お金を使いたかったのか 
大金使って「なんで こんなの買ったのか?」と呆れることも多々。
特に「TV鑑定団」における 残念品を見ると その感を強く持つ。

かくいう私も コロ~リコロリと よ~く騙された。
ただ 客も馬鹿じゃない。
好きになると 人は勉強もすりゃ 努力もする。
その人なりの 美意識も育ってくる。
いずれ 騙された事に 気付く日が来るのだ。
その日がくると 物を見極める目を持たない自分の未熟さを棚に上げ 
その「物」が疎ましくなり、身近に置いておくのが嫌になるのだ。
手に入れた時の 高揚感、満足感はきれいに払拭され 
失った金銭よりも 己の目の甘さや無知 感性の未熟さ 
敗北感を噛み締めることになるのだ。

騙したヤツが悪いのか 騙されたヤツがバカなのか、
タチの悪い骨董商の中には 騙されたヤツが馬鹿なのさ!
と嘯く連中も残念ながら 少なくはない。
ですが一方では 学者連中も舌を巻く目利きで 
なおかつ 素晴らしい審美眼をお持ちの方もいらっしゃる。
そのような見識の持ち主の店にお邪魔する時は こちらも気が引き締まり
「勉強させていただく」という気持ちに 素直になれるのだ。

美術館のガラスケースに収まっていてもおかしくない古き佳き物を 
手にとらせて 触らせて貰えるという 至福の時間を過ごさせて頂くのですから 
これは応えられない。
騙される事は悔しく 情ないことなのだが 
それすらも その至福の前には 些細なこととなるのだ。

しし

初期柿右衛門の小皿

柿

古久谷に通ずる 初期色絵皿
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category: 骨董・古き佳き物

Posted on 2011/10/18 Tue. 21:53  edit  |  tb: 0   cm: 9  

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