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漆器のコップを作るぞ ① 

作品



先週 仕上げをした手作り食器達を 風呂から出した。
いよいよ これで完成である。
大き目のカップは 表は松煙で黒目に仕上げ 摺り漆を塗りこめた。
少々ムラはあるが なかなか良いと思う。
上品にお高くとまった「高級食器」とは 風合いが違うが 
私は 断然この不出来な漆器が好きである。
しかし この2個の器は 私の元から 来週 息子夫婦の新居へと・・・
ささやかな 結婚祝いの品なのだ。
腕は ヘボでも 丁寧に仕上げた器である。
ピュア天然漆のみを使い 作り上げた物である。
私が この世を去っても この器は普通に使われるのなら
100年以上は 持つものである。
メンテナンスさえ きちんとすれば 使い続けていける物だ。
これこそエコでは ないだろうか。
「好みじゃなかったら 返してね」と電話で息子に話したが どうなるか。
出戻ってくる事を ちょっぴり いや かなり期待している(笑)

コップ1

先日軽井沢で買ったコップ達を塗り直し 自分好みの器に設えようと思っている。
中は木目を生かし摺り漆にし 
側面はマットな感じの黒の石目で仕上げようと思っている。
石目ではなく 松煙で仕上げるのも渋くて良いと思う。
下地を作りながら 路線変更も可能なので ゆっくり考えてみようと思う。
紙やすりで 表面の漆風塗料を落とし裸にし 木地固めの作業を進めた。
石油と生漆を同量混ぜ合わせ 木地に手早く塗り込み すばやく布で拭き取る。
裸の木である、下地用の希釈漆の吸い込みは早い。
とりあえず 木地固めを終らせ コップ達を風呂へ仕舞った。

木地型ね


仕掛の 欅の大盆の作業も並行して進めた。
手跡が付いてしまったので やり直しになった。
表面を紙やすりをかけて 漆を再度塗りこめた。
風合いは 李朝膳のようで 中々良くなってきた。
欅の一枚板である、かなりの重さなので 作業していると
二の腕が ピリピリしてくる。
漆器作りというより もう木工のジャンルだと思う。
女性には ちょっとキツイ作業が 当分続きそうだ。

(追記)
このコップと同サイズの木地作りを 山中の木地師へ見積を依頼した。
見積が出たのだが 金額は コップ一個に付き¥5,000以上との事。
「この漆器は すべて京都の工房で作っています」というのは やはり違ったようである。
なんせ 完成品を京都の「老舗」は¥790円で売ってらっしゃる。
おして知るべしである、嘆かわしい事である。






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category: 漆・手仕事

Posted on 2010/07/25 Sun. 21:34  edit  |  tb: 0   cm: 4